底地取扱店に相談

かなりの難度を伴うため、未経験の個人が借地権や底地を購入しようとする例はめったにありません。実際には「底地取扱店」と呼ばれる不動産会社が購入するケースが多いのです。借地権の売買や底地の買取を専門に行うプロフェッショナルが底地取扱店です。

底地取扱店は複雑な権利関係が絡み合っている借地権や底地物件の取り扱いに習熟しています。借地権者、地主、双方の立場を理解し、双方が受け入れやすいベストの提案を行ってくれます。底地取扱店は借地権者、地主の人間関係や複雑な感情をよく理解し、調整し、まとめるスキルを持っているのです。売買に関する難しい法律や税務にも詳しいので安心して相談することができます。

借地権や底地の売買を行いたい場合は、まず底地取扱店に相談してみましょう。底地取扱店という名を今まであまり聞いたことがない人が多いと思いますが、インターネットで底地取扱店を検索してみてください。たくさんの企業が出てくるので驚かれることと思います。家の近くに店舗があるかもしれませんし、もちろん、電話やメールででも気軽に相談にのってくれます。

底地取扱店という専門家に相談してみることで。思いもつかなかったような、素晴らしいアイデアが出てくるかもしれません。

借地権と底地はセット

借地権を売却しようと思うと、個人の判断だけでなく必ず地主の同意を得ることが必要となります。もう1つの大きな問題は、借地権を単独で売却するとかなり安い価格となってしまうということです。

計算地主の権利を「底地」と呼びます。地主は土地の全てを所有しているわけではありません。大体の場合において、1〜6割ほどの権利しかないのです。借地権をコーヒーカップ、底地をソーサーと考えれば、借地権者が持つ借地権と、地主の持つ底地との関係が理解しやすくなります。いかに高級で高価なコーヒーカップセットでも、コーヒーカップだけか、もしくはソーサーだけになってしまうとその価格は下がってしまいます。借地権と底地も別々に売却すると本来の価格の半額くらいまで落ち込んでしまうのです。

借地権と底地を合計して考えて初めてその土地の価格が算出されます。借地権者の持つ借地権と、地主の持つ底地をセットで売却することができれば、購入者は完全な土地所有権を取得することになるため、高価格で売却できる可能性が高くなるわけです。もし可能ならば、借地権を保有している借地権者と、底地を持っている地主が結託して借地権、そして底地を一緒に売却するのが最も売却額が高くなるということです。借地権者と地主の間で、売却額を借地権と底地の価値の割合に応じて分ければいいのです。しかし、この方法は地主との交渉が必要となりますし、地主にも事情がある場合が多いので、簡単にはいきません。

借地権売却のパターン

借地権を売却借地権を売却する場合いくつかのパターンが考えられます。まず、地主に借地権を売却する場合です。地主に買戻しをしてもらう、という言い方もできます。借地権の売却を考える場合には、必ず地主の同意を得る必要がありますが、地主には介入権と呼ばれる、借地権を優先的に買い戻すことができる権利があるのです。

3つめのパターンが、第三者に借地権を売却する、というものです。この場合、「名義書き換えの承諾」、「借地権を購入する第三者が、建物を建て替えることについての承諾」、「金融機関の融資を受ける際、借地権上の建造物に抵当権をつけることについての承諾」などを、地主から得る必要があります。

3つめは、第三者に対し、借地権と一緒に「底地」と呼ばれる地主の権利をセットにして売却するパターンです。このパターンでは、第三者はその土地の所有権、つまりその土地の全てを入手することになります。地主と借地権者が協力する必要があります。

4つめのパターンは、地主の持つ権利である底地の一部分と、借地権者の借地権の一部分とを交換することにより、地主と借地権者がそれぞれ所有権を得て、その土地を売却する方法です。ある程度の面積があり、分割できる形の土地の場合に可能となります。

相続した借地権の売却

借地権とは、地主の土地を借りて、自分の所有する建物を建てることでその土地を利用する権利のことです。土地を貸す人を「地主」、借りる人を「借地権者」と呼び、借地権者は地主と契約を結び、土地使用料(地代)を払います。

借地権は相続の対象になります。地主の承諾を得る必要や、契約書を書き換える必要はありません。相続により土地の地上権もしくは賃借権を獲得したと地主に通知すればよいだけです。ただし、建物の所有権は相続人の名義に変更する必要があります。

契約書相続した借地権を売却することも可能ですが、売却前に地主の同意を得ることが必要です。地主の同意を得ずに売却をした場合は契約違反として、地主から借地権を明け渡すよう請求されることになります。土地の所有者はあくまで地主ですので、地主は望ましくない第三者にその土地の借地権が渡らないようにチェックする権利を持つのです。建物を増改築する場合にも地主の同意が必要です。

借地権の売却には複雑な法律や税務知識が必要となりますし、通常は借地権者は知識に乏しく交渉経験もあまりないことが多いのに対し、地主は経験も豊富で交渉力もある、というパターンが多く、地主との交渉は簡単には進まないことが多いのです。個人で借地権売却を行うことはかなりの困難を伴うのです。

実は、借地権売却に関しては、底地取扱店と呼ばれる専門家が存在します。まず、底地取扱店に相談してみるとよいでしょう。このサイトでは、借地権の売買の実際について詳しく説明させていただきます。